2022年09月03日
捏造?スカイマーシャルの弾丸発射機能認定方法
先月から警察が回収しているスカイマーシャルですが、本当に実弾が発射可能なのでしょうか?
実物を見た訳ではないので推測ですが、恐らく本体がそのままでは実弾は発射出来ません
過去の事例から警察ではシリンダーに銃身兼薬室の機能を持つ金属製アタッチメントを装着しその中に小口径の弾丸である.22ショートを挿入して発射したと考えられます。
.22ショートはリムファイアなので、薬莢の底に平玉火薬を装着した変造薬莢を使用します。
ライフリングもない短い銃身なので威力も通常の拳銃と比べて弱いのですが、現在装薬銃は20J以上が実銃と法律で定められているので一発でも20J以上で発射出来れば実銃と認定されます。
薬莢の膨張はアタッチメントが受け止めるのでシリンダーの素材はプラでも亜鉛でもあまり変わりはない
アタッチメントと変造薬莢を使用した方法だと銃本体自体には発射能力がないとも考えられますが、過去に摘発されたモデルガン改造事件の裁判で、アタッチメント方式での実銃認定で有罪と判断された事があります。
但し今回のスカイマーシャルは過去の改造モデルガン事件のように銃本体をユーザーが悪意を持って改造したというような事件ではありません。
アタッチメント方式での実銃認定が可能だと、アタッチメントを付けた洗濯ばさみが実銃に認定されるということもありうるので、そういう点も考慮して仮に裁判が開かれたとして100パーセント違法と認定されるとは言い切れないと思います。
過去のコクサイM29事件やカシオペア事件の例からも分かるように実銃認定されたそれらの銃が悪用されたという事例は1件たりともありません。
今回のスカイマーシャルも社会に与える悪影響は極めて小さいと考えられます。
暴力団が悪用したりテロリスト強盗が使用する可能性もほぼ無い
警察官が所持する拳銃が悪用される可能性よりもはるかに小さい
警察が危険性を誇張したり、社会がいたずらに騒いでトイガンユーザーが差別されたり権利が制限されないことを望みます。
ネット上で収集したスカイマーシャルの画像
平坦なファイアリングピンではたして銃用雷管を点火可能か?
日本トイガンユーザー人権協会本館
追記
正面からの画像と真横からの画像をネット上から拝借しました。
銃身部分は単なる空洞で、スカスカのシリンダーギャップ
やはり無改造では銃として機能しない可能性が高いです。
アタッチメント方式での実銃認定が認められないとすると模擬銃器と認定される可能性はありますが、模擬銃器は販売目的での所持のみが規制されているので、購入したものを所持している分には違法ではありません